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欲しかったあのカードの取得難易度を知りたい方は必見です。
一般社団法人クレジットカードアドバイザー協会なんば校講師
ダイナース、アメックス、VISAなどプラチナカードを複数枚保有。ANAの飛行機ダイヤモンド会員で、年間獲得マイル数は50万マイル越える。
本日は、VISAカードの審査難易度について解説したいと思います。
よく「VISAカードの審査に落ちます。今の私でも取得できるカードはありますか?」というご質問をいただきます。
この質問に回答するとすれば、「カード会社次第」です。とお答えすることになります。
よく勘違いされるのが「VISAインターナショナル社」がVISAカードを発行していると思われている方がかなり多いですが、実際は「VISAインターナショナル社」は国際ブランドとしての決済システムを各カード会社へ付与しているだけであって、VISAブランドが付いたカードを発行するか?否か?は「カード会社」次第となります。
しかし、それでは、VISAカードの審査難易度を解説したとは言えません。
そこで、今日はVISAカードの入会審査と発行を行っている各社の難易度について格付けを行い各社の特徴について解説したいと思います。
さてVISAカードで最も取得難易度の高いカードとしては、三井住友カードプラチナです。
このカードは、一般属性の人が持てる最高ランクのカードです。
三井住友カードプラチナより取得難易度が高いカードとしては、アメックス・センチュリオン(ブラックカード)、ダイナースプレミアム(ブラックカード)、SBIワールドカード(ブラック)の3銘柄です。いずれも、ブラックカードです。
同ランクでは、VISAカードではありませんがJCBが発行しているJCBザ・クラスが同程度の難易度です。
ご存知の方も多いと思いますが、プラチナカードの上は、ブラックカードしかありません。
三井住友カードプラチナがどれだけ難易度が高いか?容易に想像が付くのではないか?と思います。
それでは、各主要カードについて解説していきましょう。
- 三菱東京UFJカード(コンビタイプ)
こちらは、銀行本体が発行しているカードとなります。
前述の三井住友カードが発行しているカードが銀行系と言われていますが、審査~発行業務に三井住友銀行は、一切関与していません。
これは、三菱UFJニコスが発行しているからと言って三菱東京UFJ銀行が関与していることはありませんし、楽天銀行が楽天カードの発行に関与していることはありません。
さて、三菱東京UFJカードは、JCBカードの審査難易度でも解説しました通り、いわゆる6等級カードに該当し、審査は「厳しい」です。
しかし、「厳しい」と言いましても、「一般企業の正社員、勤務先への勤続3年以上、クレジットヒストリーが良好、普通レベルの年収」であれば問題無く取得できます。
また、本人確認は必須です。銀行の場合は、個人名ではなく会社名を名乗って在籍確認の連絡があります。しっかり対応できるようにしてください。
なお、在籍確認については、在籍確認について詳しく解説しますを参照してください。
ただし、いくら属性が良い(上場企業、部長クラス、年収4桁以上)申込者でも個人信用情報機関に延滞情報などの事故情報があれば、即審査落ちとなります。
特に銀行本体が発行するカードは、カード審査の際のスコアリングにおいて、信用情報機関に事故情報があると、他の項目がいくら良くても足きり(即審査落ち)としているため、注意が必要です。
事故情報がある方は、こちらのCICの異動情報が残っている状態でもカードが作れますか?で対策を練る必要があります。
基本的にメガバンクが発行するカードは、フリーターやパート等の属性では正直心許ないのですが、どうしても可決したい人は金融資産があることが前提になりますが、
1000万円以上の金融商品を申込みことが前提でカード取得の交渉を行えば取得できる可能性が格段に向上します。
メガバンクではありませんが、神奈川県最大の地方銀行と茨城県最大の地方銀行ではこの手法で可決した実績があります。
- ジャックスリーダーズカード
- ジャックスエクストリームカード
- 漢方スタイルクラブカード
それでは、次にジャックス(JACCS)について解説したいと思います。
ジャックスは信販会社系カードとしても非常に有名ですし、CMを見ない日はないくらい積極的に広告宣伝活動を行っています。
「一見するとシェアを拡大したいため、属性の弱い人も含めて積極的に通す。」という印象を持たれる人もいると思いますが、「決してそんなことはありません。」
私が考えるジャックス(JACCS)の印象としては、真逆です。
「沢山の利用者を確保するよりかは、支払いが決して延滞しないような手堅い属性を取りに行っている印象が非常に強いです。
JCBカードの審査難易度とは?でも解説していますが、信用情報機関に異動情報が記録されている人は、厳しいでしょう。
手堅い属性とは、勤続年数が1年以上(可能であれば3年)あり定収があることを意味します。
前述の銀行本体が発行するカード同様、一般企業の会社員であれば何の問題もありません。
勤続年数が長い人であれば、フリーター、パート、契約社員、派遣社員であっても問題なく取得できるでしょう。
なお、将来、どうしてもジャックスカードが欲しい人は、各種ローン契約でジャックスを利用することで、クレジットヒストリーの蓄積に繋がります。
私の個人的なお勧めとして教習所ローンは、番外編のクレヒス修行用よりも審査通過率が高い印象です。
教習所ローン以外でも、家賃の引き落としや家電量販店での分割ローンなども有効です。
まずは、ジャックスとの取引実績を作ることで、クレカ取得も容易になります。この傾向は、他の信販会社(オリエントコーポレーション、セディナ)でも同様です。
- リクルートカード
各種クレジットカード雑誌を見ていると高還元率カードとして人気が出ていますし、ネット上のQ&Aサイトを見ていると「響きからして取得が容易!」といった書き込みが見られます。
果たして本当にそうなのでしょうか?リクルートカードは、4等級ですので「普通」です。
リクルートカードのVISAは、審査業務を三菱UFJニコスが実施していますので、前述のジャックス(JACCS)と同様に信販系に該当します。
しかし、個人的な印象としては、リクルートカードはシェア拡大のため「属性の弱い人を積極的に取り込んでいる印象」です。
例えば、就労時の年収が50万円程度でも可決しています。
この方は、ショッピング枠(S枠)が30万円、キャッシング枠(C枠)0ですが、見事に通過しています。
通常年収が100万円に届かない場合、足切り(審査落ち)としているカード会社が多いのですが、リクルートカードはシェア拡大のため低属性の人であっても枠は少ないながらもカード発行されています。
雑誌でよく見かけたり店頭でのPR活動に積極的なカード会社は、新規利用者を確保したい思惑があるため、狙い目と言えます。
ただし、リクルートカードも個人信用情報機関に異動情報がある状態で申込みしても否決されますので、ご注意ください。
- Yahoo!JAPANカード
このカードも先のリクルートカードと同様にクレジットカードの雑誌等で頻繁に見かけるようになりました。
またTポイントとも連携しており、ヤフーオークションの決済手数料が無料であったり、ヤフーショッピングのポイントが3倍になったりと、私の知人でも何名か所持している人がいます。
このYahoo!JAPANカードの取得は非常に容易ですが、稀に審査に落ちる人がいます。傾向としては2つ挙げられます。
- ①無職で無収入。本人確認時に「無職で無収入です。」と正直に答えている。
- ②信用情報機関に延滞歴があり数年前の情報が残っている。
Yahoo!JAPANカードは、審査結果が10分以内でわかります。①はさすがに定収を得た上で再申込するしか方法がありませんが、②の場合は、CICで一度情報開示されることをお勧めします。
CICに開示申請する人は、こちらのCICの信用情報開示報告書の見方を是非、参考にしてください。
三井住友Visaプラチナカードの審査は非常に厳しいです。アメックスのプラチナよりも審査は厳しいといわれています。三井住友Visaプラチナカードをお持ちの方で海外旅行が趣味という方には是非ともANAVisaプラチナを持ってマイルを使って無料で海外旅行に行ってほしいですね。
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