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そこで、あると便利な1枚セブカードに関する審査傾向について解説します。「落ちた」「厳しい」と不安な人はこのページを最後まで熟読してください。
一般社団法人クレジットカードアドバイザー協会なんば校講師
ダイナース、アメックス、VISAなどプラチナカードを複数枚保有。ANAの飛行機ダイヤモンド会員で、年間獲得マイル数は50万マイル越える。
今日は、セブンカードプラスの取得難易度について解説したいと思います。このカードは、申込みから1週間程度で手元に届くため発行スピードが比較的早いカードとしても有名です。
イトーヨーカドーやセブンイレブンを頻繁に使う人やnanacoポイントを効率的に貯めたい人、キャッシュバック目的の人はサブカードとして取得しておきたい1枚です。
このカードは、JCBブランドとVISAブランドの両者を選択することができ、審査・発行は、JCB本体が実施しています。
審査難易度としては、VISAカードの審査難易度とは?でもご紹介した通り、2等級カードですので、非常に取得しやすい1枚です。
セブンカードプラスは、流通系カードとなっておりまして、流通系カードの特徴としては、スーパーやコンビニ等の商業施設をよく利用する層は、発行されやすい傾向があります。
18歳以上の学生(高校生は除く)はもちろん、主婦や年金生活者に至るまで幅広い層に発行されています。
公式サイト上には、本人あるいは配偶者に安定した収入がある人が入会資格となっています。
一見、専業主婦は、家族会員でしか申込できなさそうと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
配偶者に安定した収入さえあれば、専業主婦の妻名義でカード発行されます。このカードは、審査・発行はJCBが行っていますが、返済能力さえあれば、何の問題もないでしょう。
以前、「JCBは銀行系ですので、審査難易度が高いのでしょうか?」と質問された方がいらっしゃいましたが、JCBがセブンカードプラスの基準で審査を行いますので、安心いただければと思います。
JCB本体が発行するプロパーカードよりも断然取得しやすいです。
私が知り得る可決実績としては、破産免責を受けてから7年経過した人で当初、在籍確認の電話に出れず1週間ぶりに出て本人確認も終了後、ショッピング枠50万円、キャッシング枠20万円のカードが発行されました。
この方は、信用情報に記録がないスーパーホワイトですが、定職に就いており安定した収入があるため可決されたと考えます。
また、クレジットカードをはじめて申込みした年金生活者(120万円)で職業が主婦であっても問題なく可決しています。
他に事故歴があり以前使用していたカードが強制解約になってから9年後に可決した人もいます。
さらに過去にJCB本体が発行するプロパーカードで迷惑をかけた人でも可決された実績があります。
具体的には6年前に3ヶ月延滞し強制解約され、その際に個人信用情報機関に異動情報として記録されましたが、記録が消えた5年後に申込したところ無事通過したとのことでした。
この方の場合は、強制解約になった段階でJCB側の社内ブラック情報として記録されたものセブンカードプラスの審査では、活用されなかったことが伺えます。
これは非常に興味深い内容です。やはり審査はセブンカードプラス基準でなされています。
さて、最後に非常に興味深い可決属性について紹介したいと思います。
時効の援用を行ったにも関わらず、このカードが可決しました。実際に可決者本人から聞いた情報によると、援用後数ヶ月でクレヒス修行用としても有名なニッセンマジカルJCBに可決したものの、延滞によって強制解約。
しかし、街使いでの利用メリットが高いカードとして、セブンカードプラスを選択したところ、本人確認と在籍確認の依頼があり、会社に電話、確認ができるように取り計らったところ見事に可決されました。
この方は、正直属性は高くありませんが、一般企業の正社員で定収は確保されており返済能力はあります。
通常、時効の援用を行うと信用情報機関のCICには、終了状況欄に「貸倒」登録され5年間記録されます。
通常、「貸倒」情報があると多くのカード会社ではカード発行を見送ります。
またこの方の場合は、「貸倒」登録される前には、延滞による強制解約等で異動情報が記録されています。この段階でどこのカード会社に申込しても瞬殺の可能性がありますが、この方は可決されています。
おそらく、セブンカードプラス側がよっぽどカード会員数を獲得したかった時期に申込みしたのか?あるいは与信担当者が見落としていたのか?定かではありませんが、いずれにしろ本当のレアケースと言えるでしょう。
2等級カードとは言え、信用情報に異動情報(事故情報)が記録されていると、さすがに落ちる可能性が高くなりますが、年収が高いか低いか等は関係なく、何かしらの職に就いている人であれば容易に取得できることがおわかりいただけたと思います。
「さて、申込みの際は、店頭orオンラインどちらが審査上有利でしょうか?近所のイトーヨーカドーでは、よくキャンペーンを行っています。その時に申し込んだ方が審査に通過しやすいのでしょうか?」といったご質問をいただくことがあります。
このご質問に回答させていただきますと、ルミネカードの審査難易度とは?でも解説させていただきましたが、クレジットカードが発行されるまでの流れは以下となります。
- 申込(店頭勧誘)
- 申込者情報の入力
- 申込者属性のスコアリング・レベル分け
- 個人信用情報機関への照会
- 在籍確認
- 本人確認資料の送付
- クレジットカード発行
セブンカードプラスは、一部の店舗では該当店舗内のみで使用できる仮カードを発行して、その後、本審査を経て本カードが発行される流れとなります。
店舗では、上記2までしか行わず3以降は、JCBが本審査を行うことになります。この時、JCB側ではキャンペーン中だから「本審査を通過しやすくしてやろう。とか甘くしてやろう。」という裁量は一切入りません。
当然のことながら、店舗で仮カードが発行された人でも本審査に落ちる人は当然います。
私が以前、セブンカードプラスを申込みした時は、カード発行までのスケジュールは以下の通りでした。
9/22 | オンラインから申込み |
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9/22 | 受付完了メール |
9/23 | 入会判定結果メール |
9/24 | 書類受領発行手続き開始メール |
9/30 | カード到着 |
早い人で1週間、入会判定の結果メールから、本人確認書類をすぐに送ったことで、1週間程度でカードが発行されました。
私の場合は、セブン銀行に口座を持っていたため、在籍確認や本人確認の連絡は無く、本人確認書類のみの送付で終わりました。
カード発行があまりにも遅い場合は、二次審査と称して固定電話or携帯電話での本人確認と勤務先への在籍確認が終了しないとカードが発行されないケースもあります。
従って、早くカードが欲しい人や在籍確認を避けたい人は、あらかじめセブン銀行に口座を解説した上で申込みされることをお勧めします。
なお、2等級カードでも不安な人は、この1枚からはじめて信用力アップに努めることも有効です。
その名の通りセブンイレブンのカードですので、セブンイレブンやイトーヨーカドーではポイント還元率が1%です。そごうや西武百貨店でも還元率が1%なので使い分けるとポイントをうまく稼げますね。
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