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クレジットカードの現金化とは?

クレジットカードさえあればお金が手に入る「クレジットカードの現金化」。 お金がないときにはついつい興味を持ってしまいますが、実は思わぬ落とし穴もあります。

おいしい話に引っかからないように、まずは当ページをしっかりチェックしてください。

現金化ってどういったものでしょうか?

近年繁華街等で「クレジットカードのショッピング枠を現金化します!」という広告や看板を目にします。

クレジットカードの現金化って何?

クレジットカードの現金化とは、簡単に言えば皆さんが持っているクレジットカードのショッピング枠を利用して現金を手に入れるという事です。

そもそもクレジットカードのシステムって?

クレジットカードってどういう仕組み?

通常のクレジットカード利用時のお金のサイクルをお話しをすると、AさんがB加盟店でCクレジットカードを利用して10万円のノートパソコンを購入したとします。

AさんはB加盟店で購入したノートパソコンを持って家に帰ります。支払は1か月後の月末で設定している銀行口座から10万円が引き落としされます。

一方でその引き落としがされる前にCクレジットカード会社は立替え払いをB加盟店にしますので、加盟店手数料3%を差し引いた9万7千円をB加盟店の銀行口座に振り込みます。

これが通常の取引です。では現金化の場合はどうなるのでしょうか?次で見ていきましょう。

現金化の基本的な仕組みは?

気になるクレジットカード現金化の仕組み

現金化専門業者は、購入したPCを価値の無い物に代えて10万で販売する。

現金化業者は前述した記事の例でお話しをすると、購入したパソコンを例えば無価値のビー玉や未開封のCD等に変えて10万円で販売するのです。

現金化を利用したAさんは現金化業者であたかも10万円の買い物をしたようにクレジットカードで売上げ処理されます。

前述したように1か月後の月末にはAさんの口座から10万円が引き落としされますが、これをリボ払い設定にすれば支払は1万程度で済みます。

現金化業者はクレジットカード会社から加盟店手数料(ここでも3%とする)を差し引いた9万7千円を手にするので、ここから手数料を15%以上取ってAさんに現金でキャッシュバックするのです。

よく「○○を購入すれば2000円キャッシュバックします!」と小売店や家電ショップ等でありますが、あれと同じです。

もちろん商品はほぼ無価値なので商品も返却したりするようです。仮に20%とすればAさんの手元にわたる現金は約7万7千円です。

9万7千円から7万7千円を差し引いた2万円が現金化業者の収入となります。

Aさんは現金7万7千円を、現金化業者は2万円を、クレジットカード会社は10万円の支払いをAさんに請求出来る、となり、3者共にメリットがあるように見えるのがクレジットカード現金化のシステムです。

現金化は法律的に問題ないの?

法律でいえば、現金化はグレーゾーンの域といえる。

クレジットカードの現金化は、法律上グレーゾーンです。

この手法は「現金キャッシュバック型」と言われ近年、関係省庁は「カード現金化は違法」として取締に動いており、出資法違反容疑でS枠(ショッピング枠)を現金化した男が警視庁に逮捕され、懲役3年執行猶予5年の有罪判決が言い渡されたケースもあります。

単純に家電やブランド品を購入させてオークションやネットで転売する「商品買取型」もありますが、これは現金化比率が低いのでどちらかと言えば少数派です。

クレジットカードの現金化は一見おいしそうなシステムに思いますが、思わぬ落とし穴に落ちてしまうことがあります。

法律的に完全セーフでないため、現金が欲しいと思っても手を出さないようにしましょう。

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