「クレジットカード審査の通過率100%を目指す」をテーマとした専門サイト
また結婚前後のタイミ ングでクレジットカードに申し込む際の注意点も解説していますので、女性は必見です。
一般社団法人クレジットカードアドバイザー協会なんば校講師
ダイナース、アメックス、VISAなどプラチナカードを複数枚保有。ANAの飛行機ダイヤモンド会員で、年間獲得マイル数は50万マイル越える。
出産による育児休業や育児休暇中のクレジットカード審査に関しては、在職中よりも非常に厳しくなります。
たとえ、上場企業クラスで大企業の会社員でも産休中や育児休業中に、給料が支給されることはほとんどありません。
年収も0という人も多いのではないでしょうか。
どうしてもクレジットカードを新規で申込みたい場合は、ご主人に申込みしてもらって家族カードとして追加で申込みを行うか、もしくは産休中や育児休業中の情報に関してクレジットカード会社へ事情を説明(在職中の企業名を記載する)して申し込むか。
この2つしか取るべき選択肢はありません。
クレジットカード会社としては、家族カードの方が、貸し倒れリスクが少ないので、取得も容易でしょう。従って、説明は省略します。
後者の場合、審査通過のポイントとしては、申込み書の年収記入欄ですが、無職みたいで抵抗があるかもしれませんが、昨年度の年収がゼロでしたら「0円」と記載しましょう。
産休や育児休業中の様な特別な状態の時に、クレジットカードを申し込むことは、審査を行う会社としてもお金に困っているのかな?などと不審に思います(金融業界は性悪説ですので・・・)ので、嘘の情報は記載しないようにしてください。
また、申込み方法としては、インターネットではなく郵送での申込みの方が、現在の状況を伝えるのに最適です。郵送での申し込みをおすすめします。
その際、本来提出する必要のない源泉徴収票の写しなどの余白に
- 「現在、育児休業しておりまして10月には、職場復帰を予定しています。当初は時短就労となりまして、今年度の予定年収として●●●万円、来年度は、●●●万円となる見込みです。」
などと書いておけば現在から未来の状況がわかりますので、クレジットカード会社も信用しやすくなります。また、勤続年数も記載しておいたほうが良いでしょう。
また、在職中の源泉徴収票の写しを提出することは、それだけで在職証明にもなりますし勤務先への在籍確認(会社の存在と本人が当該企業に勤務しているか)の可能性も低くなります。
さらに、源泉徴収票+在職証明書(社印有)があれば尚良しです。先程、職場への在籍確認の可能性が低いと申し上げましたが、カード会社によります。
前述のケースでOKな会社もあれば、申込み本人が育休中であることが確認(要するに会社へ連絡)できれば、それで在籍確認になる場合もあります。
その際の架電方法として、「育児休暇中の●●様はいつ職場へ復帰される予定でしょうか?」などの在籍確認になると思われます。
その場合、「●●という人間は当社に在籍していません。」という回答であれば、この段階で審査終了(発行不可)となります。
可能であれば電話を良く取る人に事情を説明しておいたほうが良いでしょう。
インターネットのQ&Aサイトに専業主婦だと偽って申込みした場合は、どうなるのでしょうか?という相談内容がありますが、これはNG行為だと考えてください。
クレジットカード会社が個人信用情報へ照会した際に勤務先情報と異なる情報が出ると疑われる(虚偽の申込み)可能性があります。
在籍確認については、必ずしも在籍確認があるわけではありません。でかなり詳しく解説しています。
カード会社側がクレジットカード審査を行う際、女性が結婚するタイミングを非常に注意しています。
一般的に女性は結婚によって姓が変わり、また同じタイミングで新居へ引越しする場合も多いからです。
例を挙げますと、結婚前は「旧姓が木村花子、生年月日1977年12月11日、住所 東京都武蔵野市●●」この木村さんがイオンのクレジットカードを1枚所有して6年間延滞などの異動情報(事故情報やカード事故)が無かったとします。
結婚して姓と住所が変わって「山田花子、生年月日1977年12月11日、住所 神奈川県川崎市●●」とセディナカードを申し込んだとします。
審査を実施するセディナ側では個人信用情報機関の情報をベースとして同一人物かどうかの「名寄せ」という作業を実施します。
しかしながら、ごく稀ではありますが「木村花子」「山田花子」が別人物と判断される可能性があります。
この場合は、「山田花子」は個人信用情報機関にクレジットカードの利用履歴(カード事故情報や自己破産などのブラック履歴)が無くともクレジットカード審査で落ちる可能性があります。
これは、どういうことかと言いますと山田花子では、クレジットカードの利用履歴(クレジットヒストリーとも言います。)が無い場合、クレジットカード会社は、「今までクレジットカードを所持したことがない人。」もしくは「延滞履歴のある人や債務整理等を実施した人。」このどちらかだと推測されるからです。
30代以上の人で、今までクレジットカードを所有したことがない(現金主義)人は、稀ですから後者と見なされて審査に落ちた。となるケースがあります。
これは、信用情報機関では、延滞などが61日もしくは3ヶ月以上続いた場合、異動情報として5年間登録されるからです。
5年間登録されその後無くなるわけですが、過去に債務整理をした人と同じ状態(スーパーホワイトとも呼びます)になるからです。
上記は、レアケースですがそうならないためにも、結婚前でしたら旧姓で申込みするか、姓が変わったのであれば申込時に旧姓も記載しておけば良いでしょう。
旧姓で申し込むメリットとしては、現在在職中ではあるものの結婚後は無職なることがわかっている場合は、在職中にクレジットカードを申し込んでおいた方が審査上は有利であると言えます。
その際、結婚後に無職になることをクレジットカード会社に伝える必要はありません。
さて、話は変わりますが、旧姓で母親が相談者(娘)のカードを作り滞納させてしまい相談者はいわゆるブラックリスト(異動情報)に登録されている場合、ご主人の姓で申し込んでも大丈夫でしょうか?という相談を以前いただきましたが、この状態では審査に落ちる可能性が高いです。
先程、名寄せのお話をさせていただきましたが、前述の話はかなりレアなケースです。金融事故を起こした情報は、姓を変えたくらいで追跡できないのでは意味がありません。
名前と生年月日が一致した時点でアウトと考えておくに越したことはありません。近年、クレジットカードによる事故も非常に増えているため以前にも増して厳しくなっています。
ただし、カード発行の判断は、クレジットカード会社次第です。その場合、比較的審査が柔軟な消費者金融系(多くのカード難民を助けたこの1枚)で挑戦してみて、ダメなら残念ではありますが異動情報が消えるまで待つしかありません。
また、どうしてもカードが欲しければ審査のないデビットカードを持つしかないです。それでもクレジットカードが欲しい人は、どのタイミングで2回目を申し込めばいいの?で詳しく解説しています。
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