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審査において過去の利用履歴や実績が与える影響とは?

クレジットカードの審査では過去の利用実績がもっとも重要視されます。 当ページでは、審査で具体的に見られるポイント、クレジット審査で不利なパターンなどを 詳しく解説しています。

審査に不安のある方、これから審査を受ける方、必見です!

過去の利用実績がない場合、審査上不利でしょうか?

審査前半の個人信用情報の開示は重要なステップの一つ。

当サイトの他記事個人信用情報機関の役割って何?でも解説していますが・・。

審査の前半で行われる「個人信用情報機関における「照会」」は非常に大事なステップとされており、過去のカード実績が審査結果の7割に影響します。

もちろん、申込書に記載されている各種属性(年収、勤務先企業規模、勤続年数など)が影響するのも間違いありませんが、既にクレジットカードの利用を行っている人の場合には、「過去の利用実績・利用履歴(クレジットヒストリー・クレヒス)の影響が非常に大きい」のです。

過去の利用実績はどこを見て審査される?

利用状況で重視されるのは、「毎月きちんと支払いや返済が行われているか?」という点だけ。

その他に、個人信用情報に「不利になる情報(支払い遅延や延滞、自己破産などの債務整理、金融事故情報(ブラック情報))」がなく、年収から計算される与信枠に差異や問題がなければ殆どのケースでカード発行に至り、利用限度額も設定されます。

クレジット審査で不利なパターン

年収があまりにも低く他社利用がある場合

年収属性があまりにも低く、「この人は、もう借入ができない・・」というほど他社利用(他のカードの利用実績がある)をしていると、クレジットカード会社では「法律の観点から考えても、カード発行は難しい・・」という結論を出すしかなくなるのです。

ここで紹介している法律とは?

総量規制=現段階のキャッシング残高が年収の3分の1だと、新規のキャッシングが不可となる法律。

それは「総量規制」のことで、「現在キャッシングの残高が年収の3分の1以上の場合は、新たな貸し付けができない・・」という内容です。

この法律を知らなければ、「どうしてもっと貸してくれないのだろう?」と感じると思いますが、総量規制の内容を把握すれば、「各クレジット会社でも、貸付をできない事情がある・・」ということが納得できるでしょう。

ちなみに銀行系カードローンは、「総量規制の対象外」となりますので、「クレジットカードが必要なくキャッシングのみでも構わない。」人には、そちらもお勧めだと思います。

総量規制については、総量規制はキャッシングに影響しますで詳しく解説しています。この判断は、「既にカードを持っている会社の別種類(別なクレジットカード)に申し込んだ場合」も、同じことが言えます。

社内ブラックに該当する場合

社内ブラック=利用していたカード会社のデータベースに、ネガティブ情報が半永久的に記録されていること。

クレジットカード会社では顧客データを自社管理していますので、その情報と個人信用情報機関(CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターなど)の照会結果を照らし合わせた上で、「この人は大丈夫!」となれば、すぐに発行手続きに進むのです。

しかし問題のある人は「社内ブラック」という状態ですので、「そのクレジットカード会社の社内履歴(データベース)から、自分のネガティブな情報が半永久的に消えない・・」と思っていた方が良いかもしれません。

過去に一度もクレジットカードを作ったことがない場合

人生一度もカード作成をしたことない現金主義も、審査落ちの理由の一つとなる。

「これまでの人生で1度もクレジットカードを作ったことがない!」という現金主義の皆さんも、カード審査に通りにくい層となっています。

カード審査に不安のある人は、当サイトの記事を読みながら、「自分の属性や個人信用情報の問題点」を把握し、現状でも発行されそうなカード会社選びをお勧めします。

キャッシングやカードローンなどを含め、あまりもたくさんの他社借入れがあったり、属性を含めて不安を抱えている人の間では、仮審査を用意している審査通過率の高い消費者金融系カードが話題になっているようです。

過去の申し込み履歴はその後のクレジットカード審査に影響するのか?

過去にクレジットカードに申し込んだ場合、その情報がどこかに記録されているのかということやその後の審査に影響するのかということをご存知ない方も多いと思います。

そこで、クレジットカードへ申し込んだ履歴情報が各カード会社でどのように扱われ、審査でどのように使われるのかについて解説します。

申し込み履歴は信用情報機関の登録対象

カードの申込情報は常に、全ての信用情報機関に登録される。

クレジットカードやローンに申し込んだという事実を表す「申し込み情報」という情報は、全て信用情報機関に登録されます。

申し込み情報には申込者の氏名などの個人情報や申し込んだ商品に関する情報が記録されます。

これらの情報はクレジットカードに申し込み、審査が始まったときに記録されるので、たとえ審査途中でキャンセルしたとしても信用情報は残り続けることになります。

信用情報機関の情報の照会と情報の登録は全てのカード会社に法律で義務付けられているため、申し込み情報の登録は必ず行われます。

申し込みブラックになるとクレジットカード審査に通りにくくなるので注意

信用情報機関に申し込み情報が登録された後、審査に通るとカード会社が申込者とクレジット契約を結んだことを表す「成約情報」が信用情報機関に登録されます。

審査落ちが確定された場合、審査落ちの情報が信用情報機関に残る…。

成約情報は審査に通らなければ載ることがないため、審査に落ちた場合は申し込み情報だけが残り、成約情報は残っていない状態です。

そのため、カード会社の審査担当者が申込者の信用情報を確認する際に、成約情報が載らずに申し込み情報だけが載っている履歴を見ると、「この人は過去にクレジットカード審査に落ちたのだ」ということを知ることができます。

このようなクレジットカードに落ちた履歴が1~2件程度残っているだけなら問題ありませんが、大量に残っている場合は審査担当者にマイナスのイメージを与えます。

そのようないわゆる「申し込みブラック」と呼ばれる状態の場合は過去のクレジットカードへの申し込み履歴が審査にマイナスの影響を与える可能性があります。

この申し込み情報の信用情報機関への保存期間は6カ月のため、6カ月を過ぎると申し込みブラックから抜け出すことができます。

もし申し込みブラックになってしまったら、6カ月間待ってから再度申し込むことをおすすめします。

 直近で審査落ちした場合にクレジットカード審査に申し込む際のポイントとは?

一度クレジットカードの審査に落ちてしまった方は、次に申し込むカードの審査にも落ちてしまうのではないかと不安に思われていると思います。

そこで、直近で審査落ちしたけれどももう一度クレジットカードに申し込みをしたいという場合にどのようなことに気を付ければ審査に通ることができるのか、ポイントをまとめていきます。

前回の申し込み内容から改善できる点はないかをチェックする

スコアリング審査に通るには、申込内容をチェックすること。

クレジットカードのスコアリング審査では、申し込み内容を点数化してその点数によって審査通過可否が決まります。

そのため、スコアリングで使われる申し込み項目の内容を改善できれば審査に通る可能性が高くなります。

年収や住居情報・家族構成などは簡単に変えることができませんが、例えば勤続年数が1年未満で申し込んだ方は、勤続1年以上になってから申し込みをするとスコアリング審査での評価が高くなり、審査に通る可能性が高くなります。

また、他社からの借り入れがある状態で申し込んだ方は、借入金額や借入件数を少しでも減らすだけで審査に通る可能性が高くなります。

このように、まずは前回の申し込み内容から少しでも改善できる点がないかを確認してみましょう。

信用情報機関の信用情報をチェックする

カード審査にて最重要なのは、信用情報に登録されている内容である。

クレジットカードの審査で最も需要なのは、信用情報機関に登録されている信用情報に問題がないかということです。

信用情報機関にクレジットカードやローンの延滞情報や債務整理情報などのブラック情報が残っている場合、ほとんどのカード会社では即審査落ちになります。

絶対に信用情報に問題がないと言い切れる方はいいですが、携帯電話料金の延滞でも信用情報機関に延滞情報が残る場合があります。

そのため、自分でも気が付かないうちに信用情報にキズが付いている方も多く、自分の信用情報は絶対に問題がないと言い切れない方や過去のクレジットカードの審査落ちの原因が信用情報にあるのかどうかわからない方は事前に自分の信用情報を確認しておくことをおすすめします。

参考:信用情報を確認してカードを作れるかを調べる方法

不要なクレジットカードを解約する

カードを沢山保有している事で、今後の審査に影響を及ぼすことも…。

クレジットカードの保有状況や利用状況などは信用情報機関に登録されているため、どのカード会社でも誰がどのカードをどれくらいの枠で持っているかを審査の際に確認します。

この際にカードを保有しすぎている場合は審査担当者にネガティブな印象を与え、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。

特にキャッシングが付いているクレジットカードを多く持っている場合は、キャッシング枠の上限は年収の3分の1までと法律で制限されているため、審査に悪影響を及ぼす可能性が高くなってしまいます。

そのため、利用していないクレジットカードは事前に解約しておくことをおすすめします。

利用しないカードを手放すことで、余分な年会費を節約できる・カードの管理がしやすくなる・カードの利用状況を把握しやすくなるなどのメリットもあります。

アコムACマスターカードを例にした解約については、解約方法は2種類で詳細に解説しています。

キャッシング枠を付けずに申し込む

クレジットカードを使ってATMでお金を借りられるキャッシング機能は、申し込みの際に希望する金額を申し出ることができます。

いつでも手軽にお金を借りられるので便利なキャッシング機能ですが、キャッシングを希望することでカード会社での審査項目が増えるため、審査に落ちる可能性が高くなることがあります。

また、次のいずれかの条件に当てはまる場合は、給与明細書や源泉徴収票などの収入証明書類をカード会社に提出する必要があります。

  • キャッシングの希望金額が50万円を超える場合
  • キャッシングの希望金額と他社からの借入金額の合計が100万円を超える場合

収入証明書類の提出が必要になると、書類をそろえるのが大変だというデメリットだけではなく、書類の不備やカード会社での書類の確認によって審査に時間がかかり、最悪の場合は審査に落ちる原因になってしまうというデメリットもあります。

そのため、キャッシングを利用する予定がない場合はキャッシング枠を希望せずに申し込みをすることをおすすめします。

申し込みの際に不備がないように注意する

クレジットカードでは申し込みの際に不備があると審査に時間がかかるだけではなく、不備を解消することができなければ審査に落ちてしまいます。

クレジットカードの審査中の不備には次の2種類があります。

① 申し込み書類の不備

本人確認書類や収入証明書類などの提出書類の有効期限が切れている場合やコピーが不鮮明な場合・氏名や住所が申し込み内容と一致しない場合など、申し込み書類に関する不備があると正しい書類を再提出しなければならないため審査に時間がかかります。

書類の提出に不備があると、再提出などで審査通過は遠のく。

書類に不備があるとカード会社から再提出を求める連絡がきますが、これに気が付かなかったり、再提出の書類を返送しなかったりした場合は審査に通ることができません。

申し込みの際は必ず書類に不備がないことを確認しましょう。

また、万が一書類不備の連絡がきた場合はすみやかに再提出するようにしましょう。


② 申し込み内容の不備

申込した内容に嘘があることで、カード審査通過は望めない。

申し込み内容に誤りや虚偽がある場合、カード会社側では正しい内容を確認できなければ審査をすることができません。

そのため、申告した内容に誤りや虚偽があると、審査に時間がかかるだけでなく、カード会社から正しい情報を確認するための電話があった場合に電話に出られなかったり、正しい情報を確認するための書類に返信をしなかった場合は審査に落ちてしまいます。

また、虚偽がある場合は不審な申し込みとみなされてカード会社のデータベースに社内ブラックとして登録されてしまい、二度とそのカード会社のクレジットカードを作れなくなる可能性もあります。

このようなことがないように、申し込み内容には誤りがないことを必ず確認し、虚偽の内容で申し込まないようにしましょう。

嘘の内容で申し込みをしてもほとんどの場合は信用情報機関の情報確認や在籍確認などによって嘘がばれます。

虚偽内容を申告すると多少審査に通りやすくなる可能性はありますが、嘘がばれた場合のリスクを考えると虚偽の内容で申し込みをするメリットは非常に小さいものです。

申し込みの際は正直な内容を申告することをおすすめします。

前回よりも審査難易度の低いカードに申し込む

カードのブランドや発行会社により審査の難易度が違う。

クレジットカードは、カード会社やカードの種類によって審査難易度が異なります。

カード会社を審査難易度の高い順番に並べると、やJCBカードなどの銀行系カード・ジャックスカードやオリコカードなどの信販系カード・イオンカードやエポスカードなどの流通系カード・アコムACマスターカードといった消費者金融系カードとなります。

そのため、もしクレジットカードの審査に落ちてしまっても、前回よりも審査難易度の低いカード会社のクレジットカード審査であれば通る可能性があります。

また同じカード会社が発行しているクレジットカードの中でも種類によって審査難易度が異なります。

一般的にクレジットカードはブラックカード・プラチナカード・ゴールドカード・一般カードの順に審査難易度が高いため、例えばゴールドカードの審査に落ちた場合でも一般カードであればすぐに審査に通る場合もあります。

どのクレジットカードの審査難易度が低いのかを知るにはインターネットで過去の実績を調べるという方法のほかにも、年会費を参考にする方法があります。

一般的には年会費が高いクレジットカードほど審査難易度が高く、安いクレジットカードほど審査に通りやすくなります。

そのため審査に自信のない方は年会費無料のクレジットカードに申し込むことをおすすめします。

参考:クレジットカード審査難易度一覧

ステータスカード狙いならワンランク下のカードで利用実績をつくる

ステータス性が高いカードを申し込むには、ランク下のカードで実績を作る。

ゴールドカード・プラチナカード・ブラックカードなどの審査難易度やステータスの高いステータスカードを作りたいという方は、直接申し込むよりもワンランク下のカードから切り替えの申し込みをする方が審査に通りやすくなります。

たとえばあるクレジットカードのゴールドカードを作りたい場合、直接ゴールドカードに申し込むよりも、まずそのカードの一般カードを作って利用実績を積んでからゴールドカードに切り替えることで、審査に通る可能性が高くなります。

利用実績を作る際に重要なことは利用頻度や利用金額をなるべく高くすることと、絶対にカード利用代金の支払いの延滞をしないということです。

この点に気を付けて利用実績を作ることでカード会社からの信用を得ることができ、場合によってはワンランク上のカードのインビテーションを受け取ることができます。

インビテーションを受け取ると審査に通るかの可能性が非常に高いことはもちろんですが、インビテーションを受け取っていない場合も切り替えによる申し込み方法をとることで直接申し込むと審査に通らないような属性の場合でも審査に通過する可能性が高くなります。

ステータスカードを作りたいけれども審査に通る自信がないという方は、一度ワンランク下のカードを作って利用実績を積んでから切り替えの申し込みをすることをおすすめします。

 過去に利用履歴のあるカード会社では審査に通りやすくなる

同系列の発行会社のカードだと、審査通過の可能性が高い。

カード会社では様々な提携先と組んで提携カードを発行しているため、同じカード会社が発行しているクレジットカードでも様々な種類があります。

例えばJCBカードの場合、JCB一般カードやJCBゴールドカードなどのJCBオリジナルシリーズはもちろんですが、ANAと提携して発行しているANAカードやエッソ・モービル・ゼネラルと提携して発行しているシナジーカードなど様々な提携カードがあります。

ANAカードはJCBカードの他にも色々なカード会社から発行されていますが、もしすでにJCBカードが発行している他のカードを持っている場合はJCBカードが発行しているANAカードに申し込むことで審査に通る可能性が高くなります。

このようにあるカード会社が発行しているクレジットカードで利用実績を積んでおくことで、そのカード会社が発行する全く別のクレジットカードに申し込む場合にも審査に通る可能性が高くなる場合があります。

そのため審査に自信のない方は、同じクレジットカードを複数のカード会社が発行していてどのカード会社を選ぶか迷った場合には、自分がすでに持っていてなるべく利用頻度や利用金額の高いクレジットカードを発行しているカード会社のものを選ぶことをおすすめします。

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