「クレジットカード審査の通過率100%を目指す」をテーマとした専門サイト
これから転職する人も含めて、ぜひこのページで対策してください。
一般社団法人クレジットカードアドバイザー協会なんば校講師
ダイナース、アメックス、VISAなどプラチナカードを複数枚保有。ANAの飛行機ダイヤモンド会員で、年間獲得マイル数は50万マイル越える。
転職を考えている皆さんは、転職活動の一環として「クレジットカード」について考える傾向があり、ネット上の口コミや掲示板にはこのような投稿をする人が増加傾向にあります。
- 「退職する前にクレジットカードを検討した方が良いですか?」
- 「転職活動中にクレジットカードを作るべきですか?」
- 「転職後にクレジットカードを作ることは可能ですか?」
クレジットカードを作る時期として、転職前・転職活動中・転職後の3つが考えられると思いますが、現在クレジットカードを持っていないという前提であれば、 「今の会社に在職しているうちに申し込みをした方が良い・・(=転職前が最適)」だと言えるでしょう。
健康保険の場合は「退職後の任意継続手続き」が存在しますが、クレジットカードの場合は、「虚偽の申告は問題あり。でも「伝えない」というケースは想定内。」と考えられているのです。
転職直後は「勤続年数」が0に戻りますので、カード会社側からすれば、「この人が今後もずっと同じ企業で働き続け、ここで安定した収入を得られるようになるのか?」という疑念が発生しやすい状態になります。
「無職状態から始めた転職活動」の場合は、これまで述べてきた前提条件が異なりますので、申し込み手続きは転職先が決まり、就職してから(もしくは転職先が決まってから)作った方が良いと思います。
稀に「内定通知をもらった段階で、クレジットの申し込みを・・」と考える人もいますが、この場合は内定通知書や年俸などが決まっているのであれば見込みの収入証明などを提出すれば問題ないでしょう。
ただし、「早くカードを作りたい!」という気持ちもわかりますが、勤続1年未満は、最もクレジットカード審査に不利な属性であることには変わりありません。
「転職したばかり。でもクレジットカードが欲しい・・。」
そんな場合はアコムACマスターカードの仮審査を行ってから、本審査に進む方法も良いと言えるでしょう。
アコムACマスターカードについてはアコムACマスターカードってどんなカード?で詳細に解説しています。
前述のとおり、転職直後は「勤続年数=0」状態に戻りますので、ヘッドハンティングや年収増の転職であったとしても、その内容がクレジットカード会社に重視されることはありません。
転職というライフイベント以降、自分の属性が社会人1年生や新入社員と同じ状態になると考えれば、今の会社に在職している間に、クレジットカードの手続きを進めた方が良いと思います。
- 会社員、それなりに大きな勤務先企業規模、勤続年数5年以上。
こんな属性であれば、殆どの一般カード審査に通ると思います。
稀に、これから就職する会社に期待をして、「転職してから、ハードルの高いクレジットカードにチャレンジするんだ!」と意気込む人もいるようですが・・。
「長年働いてきた会社」と「これから就職する職場」を比較すれば、企業の安定性や自分の離職率に関しても未知数の部分が高く、これはクレジットカード会社でも同じ見解をするものなのです。特に近年ではセクシャルハラスメント(セクハラ)やパワーハラスメント(パワハラ)などによる離職も増えてきていますので、「この会社にはリストラがない!」と思っていても、上司や同僚との相性の悪さによって、離職に追い込まれるケースも増えてきています。
「就職してみたら、案の定、居心地の良い会社だった・・」というのであれば、勤務開始から半年~1年経った時期に、審査基準の高いクレジットカードに挑戦してみても良いでしょう。
でも「これから働く会社は、どんな感じなのだろう?」と未知数の部分が多い場合には、転職後の保険という意味でも、退職前にクレジットカードを1枚作っておくべきだと思うのです。
ここでお勧めしたいのは、
- ある程度の属性が必要となる「銀行系クレジットカード」
- 海外出張や旅行でマイルの貯まる「航空系クレジットカード」
- 高い職業属性などを求められる「独立系クレジットカードや、ゴールドカード、プラチナカード」
です。
この殆どは年会費がかかり、「保険感覚で申し込むカードに年会費を払い続けるのは・・」と疑問を抱く人もいるようですが・・。
「転職をしたら、カード審査に通らなくなった!」という最悪の事態を考えれば、年間1,000円~2,000円前後の年会費は、「安い保険になる」と思うのです。
現在内勤で仕事をしている人でも、転職後は海外出張の機会が増えるかもしれません。
そんな時に「マイルを貯められるクレジットカードがない!」という状態によって焦らないためにも、ANAやJALなどの航空系や、JR東日本で発行している鉄道系クレジットカードを1枚持っておくことが、「転職の準備」としても適していると思います。
ここでは3枚の銀行系、航空系3枚のクレジットカードをご紹介しますので、転職や退職を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
年会費 | 家族カード | 特典 | |
JCB一般カード | 1,350円(税込・初年度無料) | 税込432円 | ・電子マネーQUICPay・パートナーショップでポイント還元率アップ・ポイントをマイレージに移行可能 |
JALカード(普通カード) | 2,160円(税抜・初年度無料) | 1,080円 | ・家族プログラム・日本航空マイレージプログラム |
会社の経営状況の悪化などで、急な早期退職をした場合、「個人事業主になる準備が忙しくて、クレジットカードを作っている余裕がなかった・・」というケースもあるようです。
個人事業主というワークスタイルであっても、「申込者属性」と「個人信用情報機関の内容」が重視されることは、他の職業や会社員と変わりません。
しかし自営業者や個人事業主は「事業規模が小さい」であるとか、「1人で経営をしている時点で安定性が低い」と捉えられますので、他の雇用形態よりも不利になる傾向が高いです。もし長年取引している銀行があれば、「そこで銀行系クレジットカードを作る・・」という選択肢も良いと思います。
一般的に「銀行系カードは審査が厳しい!」と言われていますが、預金口座を持っていて、そこで住宅ローンやマイカーローンを組んでいれば、銀行側でも「この人は、信頼できる利用者だ・・」と判断される場合もあります。※その際、銀行独自が審査・発行を行っていることが条件です。
この他に、カードを持てない多くの人を救ってきたこの1枚のように、アルバイトやフリーター、学生などでも申し込みができるカード会社も、「個人事業主でも越えられるレベルのハードルの可能性が高い・・」と言えるでしょう。
個人事業主という全く異なる雇用形態になったとしても、「営業年数」は重視されるもの。
- Aさん⇒個人事業主歴・1年未満、年収1,000万円
- Bさん⇒個人事業主歴・15年、年収500万円
この両者を比べた時に「どちらが継続的に安定した収入を得ているのか?」と考えると、その答えは明らかに「Bさん!」になると思うのです。
会社員であれ、個人事業主であれ・・。クレジットカード会社では、「長く勤められる人が、支払いも続けられる・・」と考える傾向がありますので、個人事業主の場合は「事業を継続する・・」ということも大事にした方が良いと思います。
稀に「早期退職したので、今後は退職所得(退職金)だけで生活していきたい・・」と考えている人もいますが、クレジット会社では「継続的に安定した収入を得ている・・」という条件で審査を進めていきますので、退職金や貯金が数千万円あったとしても、「現在仕事をしていない時点で、カード発行に至らない・・」と言えるでしょう。
多くの退職金を得た皆さんは、「生活費に困らないひと達」といっても過言ではありません。
しかしある程度の利用限度額でクレジットカードを作りたいと思うなら、「年収や職業属性を得る為に、早期退職後も仕事をすること・・」を考えた方が良いと思います。
それでも審査に不安な人は、落ちる前に読むページです。を参照してください。
退職を決意した時点で、クレジットカードを持っていない方は是非クレジットカードをゲットしてから退職してもらいたいです。それでもという方は転職してステータスの低いカードに手を出すよりも、デビットカードを使うという手もあります。その中でも北陸三県(富山・石川・福井)に住まわれている方は、ETCカードが使える北國VISAデビットカードがおすすめです。
更新履歴